エキシライトマイクロ
エキシライトマイクロ
エキシライトマイクロは、白斑・乾癬などの難治療性皮膚疾患部に照射します。
これまでの紫外線照射治療で効果がみられなかった疾患にも優れた治療効果が期待できます。
エキシライトマイクロは従来のナローバンドUVBの十数倍の光の強さ(高輝度)があります。そのため短い照射時間で高い効果を発揮できるので従来に比べ患者さんの負担を軽減できます。
また、ターゲット照射で限局した病変部位への緻密な照射ができるため、健常部位への不要な照射を避けることができます。よって色素沈着などのリスクも少なく安全性にも優れています。
皮膚の一部が脱色されたように白くなってしまう疾患です。
その原因には諸説あり、大きく分けて『自己免疫説』と『神経説』がありますが、詳細は明らかになっておりません。現在分かっていることは、表皮の基底層や毛母に存在するメラノサイトが破壊されるか、機能が停止することによってメラニンをつくれなくなっていることです。徐々に白斑が広がることも多く、手のひら、足の裏をのぞき、全身どこにでも発症しえます。
尋常性白斑はうつる病気でもありませんし、白斑があるからといって健康を害する病気ではありませんが、美容上、社会生活上のストレスの原因となり、気に病む方が多いようです。
当院ではそのような患者さんのために、最善の治療を提供していきたいと考えております。
乾癬の中で最も多い種類であり、全体の約9割を占めます。主な症状は、皮膚が赤く盛り上がる「紅斑(こうはん)」、細かいかさぶたのような「鱗屑(りんせつ)」、フケのようにボロボロとはがれ落ちる「落屑(らくせつ)」です。
発疹に触れても温泉やプールに一緒に入っても、他の人にうつることは絶対にありませんが生活上ストレスを抱えることがあるので早めの受診をおすすめします。
掌蹠膿疱症はウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に数多くみられる病気で、周期的に良くなったり、悪くなったりを繰り返します。ときに、足と手のほかにスネや膝にも皮疹が出ることがあります。皮疹は小さな水ぶくれ(水疱)が生じ、次第に膿疱に変化します。その後、かさぶた(痂皮)となり、角層(皮膚の最表層にある薄い層)がはげ落ちます。出始めによくかゆくなります。また、鎖骨や胸の中央(胸鎖肋関節症)やその他の関節が痛くなることがあります。
足の皮疹は水虫によく似ていますので、診断をはっきりさせるために皮膚表面の角層を一部取り、顕微鏡で調べて、水虫を起こすカビ(白癬菌)がいるかどうか調べる必要があります。
皮膚が赤くなったり、カサカサしてかゆくなる、ブツブツができるなどの症状が慢性的に続いて、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。年齢によって、症状のでる場所などは違ってくることが多いです。
例えば、小さい赤ちゃんのうちは、顔、頭、首などに出やすく、ひどくなると全身にひろがります。2〜3歳以上になると手足の関節の部分やお尻の部分、ひっかきやすいところに出やすくなります。
アレルギーを持っているかどうか調べるために血液検査も行うことも多いですが、必ずしも血液検査のみでは判断できませんので早めの受診をおすすめします。
「円形脱毛症」とは、円形や楕円形の脱毛斑が突然生じる疾患です。一般的には10円玉くらいの脱毛と思われていますが、頭部全体に広がるものや、眉毛やまつ毛、体毛などに及ぶ重度のものまで、その症状はさまざまです。
疑いがあれば受診して相談しましょう。円形脱毛症かそうではないのか、治療が必要なのか必要でないのかなど早めの判断をしなければいけません。
1箇所あたり5秒~90秒です。症状を見ながら照射時間を徐々に伸ばしていきます。
正常部位に紫外線が当たらないように日焼け止めを塗る必要がありますので、広範囲の場合は1時間程度かかることもあります。
痛みはありませんが、人によっては少し熱さを感じることもあります。
照射部位に一いたして赤みが出ますが、3〜4日で消える場合がほとんどです。
強めに施行した場合、赤みが長く続いたり、水ぶくれ(軽いヤケド)ができることもあります。
乾癬の場合は3~4回で効果が見られることがあります。円形脱毛症・白斑の場合は、効果がでる方は10回以内で色素再生が見られます。
予約制ではありません。来院していただければ当日から施行可能です。